「ちょっと、山田さん!いい加減にしてよ!」

今日も私は怒られる。

「申し訳ありません…。」

「あなたっていつもそうだよね、
申し訳ありません。って聞き飽きた。
もう、あなたに仕事振りたくない」

そう言って先輩の大川さんは去っていった。

私が気が回らないのが悪い。
わかってる。
あの人の言動にムカついてるなら、
あの人以上の仕事をしたらいい。
でも、できない。
私ができるのは早めに出勤して、
真面目です!って顔して出勤するしかできないんだ。