わたしの本当の王子様は、誰?



ピンポーン


まだ外は明るいから、電気はついてなくて家に人がいるかもわからない。

でも真美が風邪をひいてるなら、いるはず。


そう思ってもう一度インターホンを押そうとしたとき・・



「なに?真美のお友達?」


後ろから男の人の声がした。

みるとそこには知らない男の人。



「いるよ真美。どうぞどうぞ」


買い物袋をぶら下げている中には薬やら飲み物やらフルーツやら。

そんなものがたくさん入っている。


もしかして、真美の・・・・


「ここの階段あがった先が部屋だから」

「あ、はい。ありがとうございます」


部屋にきたことはあるからもちろんそんなことは知ってるけど。

とりあえずお礼をいった。