「・・・きみは!!」


お父さんとお母さんに自分の気持ちを全部話した。

そして本当のお父さんとお母さんに会いたいということも。

はじめは渋ってた。

でも最後には「わかった」そういってわたしを見送ってくれた。


怖かったんだと思う。

わたしが本当のお父さんとお母さんに会ってしまったら、わたしの気持ちが余計揺らぐんじゃないかって。

傷つくことになるんじゃないかって。


でも、大丈夫。

自分で決めたことだもん。


それにわたしは今でも、お父さんとお母さんの子供だって思ってる。

たとえ血が繋がっていなくても、それでも。