彼は王子様。桐生くんは王子様。
きっとお姫様を探しにこの学校へ。
愛を誓い、一生を共にする人を探しに・・・・
「愛鳥、ごはんたべよ」
「へ?」
「ほんと大丈夫?さっきからずっと変だよ。授業中もぼーっとしてるし」
くだらないことばかり考えていたらいつの間にかお昼休みになっていたらしい。
「てかそれ3限の教科書じゃん」
「・・・4限、おわった?」
「うん。ついさっきね」
わたし、50分も無駄にしたってこと?!
てか4限なんだっけ?
あ、国語か。あの先生ならよかった。
怖い先生だったら危なかった。
確実に怒られてた。
優しい先生でよかった。



