「お前教室にいなかったから」 それなのにどうして? わたしが近づこうとしてもそれを許さないくせに、どうして桐生くんはこんなにも簡単にわたしに近づくの? 「理由になってないよ。わたしがさぼってることと桐生くんは関係ないでしょ」 「たしかにな」 「じゃあなんできたの」 「・・・泣いてると思ったから」 なんで。なんでよ。 どうして今日はそんなに優しいの。 ずるいよ。 わたしのことなんて嫌いなくせに。うざいくせに。