* 「雨、降りそうだな」 次の日、わたしは屋上にきていた。 さぼり。 どうしても、授業を受ける気になれなかった。 真美の席をみたら泣いちゃいそうだった。 昨日の真美の姿をどうしても思い出してしまって。 だから、逃げてきた。 9月。 だいぶ涼しくなってきた。 そして空を見上げると雲が厚い。 そういえば朝お母さんが今日は雨降るからっていってたな。