少し予想はしていたが、藤田先生が間を置いた瞬間は、ドキドキしてしまった。


ああ、でもこれで、母さんのように人の役に立つことができるようになる。それが嬉しくてたまらなかった。


これから、9か月ほどの期間しかないけど、生徒のために、学校のために精一杯様々な改革を行っていこう。・・・


まずは、廊下にクーラーを設置しようかな。


「それで、これは余談なんだが、投票用紙の開票をしていたら面白いものを見つけてな」


「おもしろいものですか?」


「ああ、ほれ」