だれよりも近くて遠い君へ


「いやどっちもだろ、ってかそんなにおこってねぇし」

「えー、どっちもなのー?めんどいなぁ、、、」

「めっ、めんどいってお前なあ」

「はいはい、ちゃんといつか思い出しますー」

「約束だぞ?絶対、だからな」

そのままさくは帰っていった。


あんなに会話が続いたのはいつぶりだろう?
気疲れだって全然しなかった。
ホントの本当に小さい頃みたいに楽しかった。

ーボフンッ


ベットに倒れ込んで枕に顔を沈めた。
いつもこんなだったらいいのになって思ったんだ。
さくと、みんな幸せだったあの頃に戻ったみたいだ。
明日さくと会うのが少しだけ待ち遠しい。 
散々遠ざけて、悪態を取りまくったあとだから我ながらほんと最悪だけどね。


そのまま私は眠りに落ちた。
窓からはもうほとんど沈んでしまった太陽の光が、最後に足掻くように、赤く紅く鮮やかに、伸びていた。