毎月会えるってわけじゃなくて、下手すると半年会えなかったりしたけど、それでも気持ちは変わらなかった。

ず~っと会えなくてやっと会えたときに、私がいれば何もいらない、とそう言ってキスをして抱きしめてずっと離してくれなかった。

ねぇ・・・あのときみたいに・・・なんて、嘘だよ、ごめんね。

私が、友達とトラブって、落ち込んで泣いていた時、

「君は君のままでいいのに」

って言ってくれたのを、あなた、覚えているかな。

「君と会えてよかったよ」

あなたは、簡単に言う。あなたが3年前の雪の日、勇気を出して私に電話をくれた。あのときから私たちの関係は始まったんだったよね。あのときの私と、いったい何が違うって言うんだろう。でも、あなたはもう、1人で決めてしまったんだね。さよなら、って言わなゃいけないんだけど、喉の奥につっかえてしまって、やっとのことで出た言葉が

「ありがとう」

だった。それから、なんと言葉を継げばいいんだろう。心の中を探ってみても、見つかるのはあなたを大好きな私だけ。さよなら、って言わなきゃいけない、言わなきゃいけないんだ。