「へ?」

東「聞いてなかったのか?」

私が変な声を出すと東雲さんが不思議そうにこちらを見る

いやいや、聞いていたけどあり得ない言葉が耳に入ったんですよ
と心の中で冷静に突っ込む

「愁人さん?私の聞き間違えじゃなければ、プレゼンを私に頼むと仰りました?」

愁「ああ、そうだよ」
さらっと言うけど、ただのプレゼンではない

「重役者会議が主催され子会社の特徴をプレゼンし、配置替えもあるかもしれないと仰りましたよね?」

私には到底関係のない話なのだと思いながら聞いた内容はそうだったはず

東「ちゃんと聞いてるじゃないか。紗愛の具合でも悪いのかと心配した」

東雲さんが甘い声で言い頭を撫でてくるけど違う!