心の抜けない針

これは私が高校生の時の話。
私が恋したのはクラスで一番冷たい男子でした。
「利人、覚えてる?私達が高校生の時の事」
「忘れるわけねーだろ、、」
「利人はやっぱり優しいね。」
「うっせー」
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私の名前は波風 蕾美 高校2年生 父の仕事の関係で転校して今日からこの高校に通学するんだ。でもうまく友達を作れるか心配だなぁ・・・
担任の先生が私を紹介している。
「みんな、今日からこの学校で勉強する波風蕾美さんだ。仲良くしてやってくれ。
ほら波風、自己紹介して。」
先生はそう言って私をみんなの前に出るよう促した。
「えっと、波風蕾美です。父の仕事の関係で転校しました。よろしくお願いします。」
「よし、じゃあ波風は皆川の隣な。」
「蕾美ちゃん!私は皆川瑠衣。よろしくね!」
「よ、よろしくお願いします・・」
「そんなに硬くならなくていいよ!同い年なんだし!」
そう瑠衣ちゃんは言ってくれるけど、、、気まずい
昔から初対面の人とうまく話せないんだよなぁ・・・
「そーだよ!こいつにあんま気ぃ使わなくていいよ!」
と、一人の男子が話しかけてきた。
「ちょっと日向!どういう意味!」
「え、えっと・・・」
「あ、ごめんね。蕾美ちゃん!こいつは日向。私の幼なじみ。」
「そーそ、俺の名前は上智日向で、瑠衣の幼なじみやってまーす!」