守りたい日常



次はがきが来たら、覚悟を決めよう・・・。


そう思いながら、もう一度ベットにもぐり、目を閉じた。





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『ん・・・。』


目が覚める。

今何時だ?

外を見るともう暗い。


時計は、7の字をさしている。

昨日徹夜で作業していたから、疲れていたのだろう。


『ごはん・・・、コンビニ行かなきゃ。』



私はだぼっとした半袖Tシャツに黒のパーカーとショーパンに着替え、外に出た。



「おまえやめとけって。」

「でも喧嘩売ってきたのは向こうだぜ?」

「そうだとしても、ここは風魔の管轄じゃないし、ここを管理してるのは、---だ。ばれるとまずいだろ。香楽からもこいつに何か言ってくれよ。」


「俺に話をふるなよ、紘・・・。」


ん?香楽?

らーくん?



ほぉ、喧嘩ですかね。


野次馬根性で覗いちゃいます。




「ま、ばれたらにげればいいよ。
 それより、売られた喧嘩、ここで買わなかったら、なめられるぞ。」


「う・・・、あーもうわかった。香楽、梓、5分で終わらせろ。」


黒髪長身の苦労人さんが頭を抱えている。


その陰から、長い脚でピアスのたくさんついた男の子と、らーくんが勢いよく飛び出し、7人ほどの集団に突っ込んでいった。


そこからはもうほんの一瞬の出来事だった。


へー、風魔だっけ。


私の持っている情報以上に強くなってるじゃん。