「蜜菜さんおはよう・・・て、何してるんですか・・・。」


『ん~?あ、おはよう、らーくん・・・。』


眠たい目をこすりながら声のほうへ視線を向けると、なんともあきれた顔をした、らーくん・・・、瀬尾香楽がいた。

時計をみると、朝の7時。

なのにらーくんはもう制服を着ている。


はて。


「蜜菜さん、いったいいつになったら自分で洗濯物するんですか?洗い物は?
 今日ごみの日なのにだす用意もしてないじゃないですか・・・。
 はぁ・・・やっぱり早めに来て正解でした・・・。」

『いつもいつもありがとう~』


眼鏡をかけながらお礼をいうと、らーくんはブレザーを脱ぎ、私の家のあれやこれ、家事という家事すべてしてくれた。


将来らーくんは絶対いいパパさんになるよ。うん。