「それ飲んだらいくぞ。」 「わかった」 午前0時 魔法のとける時間。 でも私は今から聖に最後の魔法を掛けてもらいにに行く。 これが最後。 噛み締めるようにバイオレット·フィズを飲み干す。 高月さんに 「また来ますね」 と呟くように言って、先に店を出た聖の後を追いなんとも言えない眼差しで見送る高月さんの視線を感じながら店を出た。