「あー……でも祝う〜」

「いいわよ。明日の授業は休もうかしら……?」

「い、いや流石にそれはダメだよ〜!」

 明日の夜は多分、ハルちゃんパパがパーティーを開くんだと思う。

 寮住みの生徒は全員集められるんだろうなぁ……

「あーあ、一足先にハルちゃんが17歳になっちゃった!」

「なったって、まだなってないわよ。それにほのの誕生日が遅すぎなんじゃない。」

「ふへへ〜、それほどでも〜」

「褒めてないわよ。」 

 わたしの誕生日は3月31日。
 
 あと五分遅かったら今年の一年生の仲間入りを果たしていた。

「ふふ、そーいって実は羨ましいんでしょ〜?」

「はいはい羨ましい羨ましい。」

「いぇーい!」