「ねぇー!」

 お風呂に入っているわたしは、思いついたことをなっちゃんに今すぐ言いたくて外に聞こえるように少し大きめの声で喋り出した。

「なーにー?」と、なっちゃんも返してくれて意思疎通が可能なことがわかったわたしはその思いついたことを話した。

「この部屋すんじゃダメ〜?」

「え!?だ、だめに決まってるでしょ!?ほのちゃん等々自分で暮らすの諦めた!?」

「うん」

「即答しないで!よ、よし……じゃあほのちゃん、明日から1週間わたしのとこ来ちゃダメね。」

「え、えーーー!?」

 わたしはびっくりして浸かっていた湯船から立ち上がった。

 急いでお風呂から身を乗り出してなっちゃんに聞きただした。

「な、なんでーーー!?」

 その場にはわたしの声が響き渡った。

 それに返ってきたのは「……うるさい」だけだった。