学校前のバス停でバスを待っている間
累に20分後に着くと連絡すると、
すぐに返信が来る
「まってる!」と


バスに乗って病院に行く


病室の前で林堂 累(りんどう るい)の名前を確認すると、勢いよく扉を開けて私のことを待っていた累に抱きつく
それをぎゅっと抱き締め返してくれるその温かさが大好きだ


累は私の唯一心が許せる、自分を偽らないで過ごせる人だ
本当の私を知ってるただ1人
とても大切な、何者にも変え難い人
小さい時から一緒
同じ施設で育った
私と同い年の男の子
本当は、この春から一緒に高校に通う予定だったんだけど肺炎をこじらせて入院することになってしまった
全く、タイミングの悪い…

だけどあと、1週間もすれば退院だ
そしたら一緒の高校に通える!
クラスも一緒みたいだし
たのしみ!