まずはクラスを確認しようと思った。が!
人が沢山むらがっていてなかなか見えない
オマケに私は背が低い
頑張って背伸びしても見えない

人混みの中に割って入ろうか、
引くのを待とうかと考えていると

黒髪で高身長イケメンに
声をかけられた

「ねぇねぇ!君!見えないんでしょ?クラス。
名前教えて、探したげる」

「わぁ!ありがとうございます!とっても助かります!」
人懐っこい笑顔で、声も明るめにして言う


だって、それが目的で近づいたんでしょう?


「私、東雲 カレン(しののめ かれん)っていうの!
東に雲、カレンはカタカナだから見つけやすいと思う!
よしくね?」

「カレンちゃんかー。声も、可憐でかわいいね!」

そうでしょう?
狙ってやっているもの。
好かれるために、
可愛いでしょう?
でも、

「えぇ、照れちゃうよー!お世辞でも、ありがとう!」

表には出さない
謙遜をして
顔を両手で隠して全力で照れる。
ふりをする

「あっ!見つけたよ!1-Bだ!俺も同じクラスだから一緒に行こう!」

「やったぁ!行こう行こう!えっと、ごめんね?なに君?」

「あー!忘れてた!ごめん!俺は黒川 賢(くろかわ けん)賢ってよんで。」

「わかったー。私のこともカレンってよんで」

そう、会話をしているうちに教室に着いた