「片づける必要はない。これは俺がもらっておくから」
「でも・・・」
訳がわからないというように、彼女が俺を見る。
正直言って、ここにある証拠は俺が調べたものより詳細で確定的なものが多い。
さすがにそのまま出すことはできなくても、河野副社長を追い込む助けにはなる。
「せっかく調べてくれたんだ、ありがたくいただく」
「いいんですか?」
さっきはあんなに怒ったから、あっさりと受け取った俺の反応が不思議に見えるらしい。
「とった行動は気に入らない。でもやってしまったことはどうしようもないし、俺も聞いてしまった。である以上、俺も共犯だ」
「え、それは違います」
とっさに言い返す彼女。
「違わない。すべては俺のためにとった行動で、俺もそれを知った上でこの書類を受け取る。もし事が露見したときには、俺も責任をとるつもりだ」
「違います。おかしいです、そんなの。専務は関係ないのに」
やっぱり、こいつは何も分かっていない。
すべてが明らかになれば、『秘書が勝手にやったことです』なんていい訳するつもりはない。
そのことを全く理解していないんだ。
「もういい。この件は俺がなんとかするから、君は仕事に戻ってくれ」
これ以上話しても無駄と、俺は書類を片づけた。
「専務っ」
声を大きくして彼女は食い下がるが、
「これ以上話したくないんだ。下がってくれ」
俺は冷たく言い放った。
「でも・・・」
訳がわからないというように、彼女が俺を見る。
正直言って、ここにある証拠は俺が調べたものより詳細で確定的なものが多い。
さすがにそのまま出すことはできなくても、河野副社長を追い込む助けにはなる。
「せっかく調べてくれたんだ、ありがたくいただく」
「いいんですか?」
さっきはあんなに怒ったから、あっさりと受け取った俺の反応が不思議に見えるらしい。
「とった行動は気に入らない。でもやってしまったことはどうしようもないし、俺も聞いてしまった。である以上、俺も共犯だ」
「え、それは違います」
とっさに言い返す彼女。
「違わない。すべては俺のためにとった行動で、俺もそれを知った上でこの書類を受け取る。もし事が露見したときには、俺も責任をとるつもりだ」
「違います。おかしいです、そんなの。専務は関係ないのに」
やっぱり、こいつは何も分かっていない。
すべてが明らかになれば、『秘書が勝手にやったことです』なんていい訳するつもりはない。
そのことを全く理解していないんだ。
「もういい。この件は俺がなんとかするから、君は仕事に戻ってくれ」
これ以上話しても無駄と、俺は書類を片づけた。
「専務っ」
声を大きくして彼女は食い下がるが、
「これ以上話したくないんだ。下がってくれ」
俺は冷たく言い放った。



