放課後、有村くんの自転車の後ろに乗せてもらって帰る。
今日の有村くんはいつもより漕ぐのが遅い。
疲れているかな?なんて思ったりもしたけど、遠回りして帰っているからそういうわけでもなさそう。
「私、降りようか?」
そういうと有村くんは
「俺、真城とずっと一緒にいたいって思う。
この気持ちなんていうか知ってる?」
「知ってるよ。」
「ん。じゃあ心配ないや。」
そういってお互いの指を絡める。離れないようにギュッと。
私達はずっと一緒にいて言葉がなくても伝わることがほとんどだった。
だから言葉なんていらない。
あぁ今日も彼からは海の匂いがする。
今日の有村くんはいつもより漕ぐのが遅い。
疲れているかな?なんて思ったりもしたけど、遠回りして帰っているからそういうわけでもなさそう。
「私、降りようか?」
そういうと有村くんは
「俺、真城とずっと一緒にいたいって思う。
この気持ちなんていうか知ってる?」
「知ってるよ。」
「ん。じゃあ心配ないや。」
そういってお互いの指を絡める。離れないようにギュッと。
私達はずっと一緒にいて言葉がなくても伝わることがほとんどだった。
だから言葉なんていらない。
あぁ今日も彼からは海の匂いがする。
