あなたとみる世界は。

「あの、今日は、ありがとう。」

「ん。腹減ったらまたご飯連れてってやる。」

そう言って私の頭をポンポンたたきながら、くしゃっと笑う彼の顔につられて私の顔も気づけば頬が緩んでいた。

しゃべったこともない人といきなり一緒にご飯に行くなんて普通はありえないって思うかもしれない。

でも、あの時間が私にとってはとても幸せな時間だった。もっと続けばいいって思った。

そろそろいいかな?お父さんお母さん。

私幸せになっても。