あなたとみる世界は。

連れて行かれたところはパンケーキのお店なんてかわいいもんじゃなくて焼肉食べ放題。

「テキトーに頼んじゃうね〜。食え食え!」

そういって彼は私のお皿にどんどんお肉をのせていく。ひと口食べてみる。パクッ

「おいしい。。」

「だろ!!なんだやっぱ腹減ってたんじゃん。」

誰かとご飯を食べるのも焼肉も久しぶりすぎてなんだか涙がでそうになった。

泣きそうになるのを彼にバレたくなくて必死に食べた。口いっぱいに頬張った。

私達はそれから何も言葉を交わさずひたすらお肉を食べ続けた。

彼の顔はずっと満足そうに微笑んでいた。