一輝くんから離れた私は、私が掴んでいた一輝くんの服の部分を見た。
私が一輝くんの服を掴んでいた部分がしわになってしまっている。
「ごめんね、一輝くん、服がしわになっちゃった」
私はそう言って、しわになっている一輝くんの服の部分を軽く撫でた。
「そんなことはいいよ。それより結菜ちゃん」
「なぁに、一輝くん」
「僕に訊きたいことあるんでしょ?」
一輝くんはそう言って私のことをじっと見つめた。
「え……」
一輝くん、気付いているの⁉
「え……えっと……」
私は困ってしまって一輝くんの目を逸らしてしまった。



