変わり種

お財布事情を考えながら歩いたら
気づけば学校の近くまで来ていた。
校庭からは部活の掛け声が響いたり、球を打つ音が聞こえる。

「暑…」

図書館はエアコンが効いてるし、早く行こ。
イヤホンから流れる音楽は夏を連想させる曲が次々と流れる。
それに合わせて無意識に動く指先を握りしめた。

ガラガラガラ

「こんにちはー。」

「あ!夏希じゃん!」

図書館には凛晴がいた。
他には同じクラスの青谷陽輝くん。

「本借りに来たの?」

「おう!」

おう!って…男の子みたいだね。

「何借りたの?」

「あ。いや、ちょっとね。」