「変わり者」の僕ら
何事も無かったように17回目の夏を迎えた
変わっていく物に怯えながら…
――――――――――――――――――――――――――――――
「夏休みが始まります。生活リズムを崩さないように。」
校長先生の声が体育館に響く。蝉は負けじと鳴く。
夏休み。友達と一緒にどこに行こうかワクワクしてる奴らが大半。
私も計画を密かに頭で考えていた。
集会も終わり蒸し熱い体育館から人が逃げるように出ていく。
私も混じり教室に帰る。
頭の中で友達と何をするか考えつつ…
「路上ライブ」の計画も立てていた。
何を歌おうか。いつ歌おうか。どこで歌おうか。
ワクワクと同時に罪悪感も抱いた。
両親に反対されてるにも関わらず無視するように始めた路上ライブ
少し申し訳ない気持ちもある。
相談したい。誰かに打ち明けたい。この気持ちを共有して楽になりたい。
でもオチは知ってる
どうせ、「バカみたい」って思われる。
「いつまでも夢見てんだ」
「なれるわけが無い」
みんなが自分の夢を語る度に胸がいたんだ。
自信を持つて言える夢があることが
羨ましかった…
みんなが走っていくのを見て
私も胸張って未来に走りたかった。
私の夢って変なのかな…
何事も無かったように17回目の夏を迎えた
変わっていく物に怯えながら…
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「夏休みが始まります。生活リズムを崩さないように。」
校長先生の声が体育館に響く。蝉は負けじと鳴く。
夏休み。友達と一緒にどこに行こうかワクワクしてる奴らが大半。
私も計画を密かに頭で考えていた。
集会も終わり蒸し熱い体育館から人が逃げるように出ていく。
私も混じり教室に帰る。
頭の中で友達と何をするか考えつつ…
「路上ライブ」の計画も立てていた。
何を歌おうか。いつ歌おうか。どこで歌おうか。
ワクワクと同時に罪悪感も抱いた。
両親に反対されてるにも関わらず無視するように始めた路上ライブ
少し申し訳ない気持ちもある。
相談したい。誰かに打ち明けたい。この気持ちを共有して楽になりたい。
でもオチは知ってる
どうせ、「バカみたい」って思われる。
「いつまでも夢見てんだ」
「なれるわけが無い」
みんなが自分の夢を語る度に胸がいたんだ。
自信を持つて言える夢があることが
羨ましかった…
みんなが走っていくのを見て
私も胸張って未来に走りたかった。
私の夢って変なのかな…