「それで?何か動きは?」
「今のところ特にない」
「そう......」
「琴葉(ことは)はどうなの?楽しい?学校」
そう私の名前を呼んだのは月島 慶(つきしま けい)
私、一ノ瀬 琴葉(いちのせ ことは)の知り合いだ
私は今慶が経営しているバーにいる
慶と出会ったのは二年前
私がまだ中3だった時、私はある情報が欲しくて夜の街をよくぶらついていた
もちろん中3の女の子が一人であんな場所を歩くのは危険だけど、私は毎週日曜日に必ず行っていた
いつもは声をかけられても大概無視を貫き通せば勝手にどこかへ行ってくれるが、あの日は運が悪かった
「ねえねえお嬢ちゃん、一人で何してんのー?」
「お兄さんたちといいことしよーよ!」
「・・・・・・」
またか、と思った私は男たちを無視した
ところが私が何も言わないのをいいことに男たちは私を引っ張り始めたのだ
いつもはあきらめてくれるのに、
はあ
心の中でため息をついた
こんな男たちにかまっている暇はないし、こんな奴らに腕を触られていること自体が嫌だ
さすがに私も抵抗しようとした
だけど男の力に勝てるわけもなく、ずるずる引っ張られていく
「いやっ、やめてっ!」
離してよっ
触んないで
「お嬢ちゃん何嫌がってんの?笑」
「君さ毎週この時間になると現れるよね~。お相手でも探してるんでしょ?俺らがなってあげるからさ~?」
そうにたにたしながら話す男たち
「っっ!」
私のことを知ってて狙ったの?
やばい、かなりまずい
私のことを知っているなら抵抗しても無駄なのかもしれない
どうしよう、逃げたくても力強すぎて離れられないし
ああもうこのままやられちゃうのかな?
なんでいつもうまくいかないの?
なんでみんな邪魔ばっかりするの?
なんて私が考えている間も男たちは私を引っ張って歩いていく
「ほらお嬢ちゃん、はやくい「何してんの?」
どこからか聞こえた男の人の声で私を引っ張っていた男たちの足が止まった
「みりゃわかるんだろ?これからお楽しみなんだから邪魔すんなよ」
「へ~そっか、明らかに嫌がってるけど?」
私は声をかけてくれた男の人に必死で目で訴えた
お願い.....!!! 助けて!
「は?お前には関係ないだろ!」
男の人の声に切れ始めた男たち
すぐに私の腕をつかんでいないほうの男が男の人に殴りかかろうとした
危ない!!!
そう思ったときにはもう遅く
目の前で男が倒れている
でも倒れているのはあの男の人じゃなくて・・・・
「てめえっ何しやがんだよ!!!!」
「なにって、そっちから殴りかかってきたんだから正当防衛でしょ?」
そう私に声をかけてきたあの男のほうだった
この人強い....
「それとも君も、そこで伸びてるやつみたいにしてほしいの?」
「ひぃ....!!!」
男は威圧に圧巻したのか私の腕を離して逃げて行ってしまった
ふぅ、助かった
この人が来てくれなかったらどうなっていたか
この人にお礼言わなきゃな
「あ、あの助けてくださってありがとうございました」
そう私がお辞儀をしながら言うと
「いーえっ、それより君みたいな女の子がこの辺にいたら危ないよ?まあ君はいつもいるみたいだけどね」
さっきの会話が聞こえてたのだろうか
なぜ私がここによく来ることを知っているのだろう?
まあどーでもいっか
二度と会うことはないだろうし
そう思っていたのは私だけだった
あの日から、私があの町に行くたびに男の人に会うようになった
会うといっても待ち合わせしてるとかじゃなくて、たまたま会うだけなんだけど
男の人は慶というらしい
何度かあったときに名前を初めて知り、無理やり連絡先を交換させられた
今日もいるのかな?
「よっ琴葉!」
やっぱりいた
いままで人と関わらないように生きてきた私だけど、慶の隣はなんだか居心地がよくて、慶と会えるのを楽しみにしている自分がいた
まあ慶には絶対言わないけど
調子乗りそうだし
そんなこんなで私と慶は知り合った
この出会いが吉と出るのか凶と出るのかは誰にもわからない
ふっ懐かしいこと思い出したな
あれから私はなぜあの町にいたか、私が何をしようとしているのか、慶に全部話した
慶はそんな私の話を真剣に聞いてくれて
「俺も協力する」とまで言ってくれた
今の私が学校に行っているのもこの慶のせい
本当は中学を卒業しても高校に行くつもりはなかった
お金は叔父と叔母がいらないというほど送ってくれるから問題ないんだけど
それよりも私はやることがあったのだ
それなのに慶は「高校に行かないなら俺は琴葉に協力しなーい」とか言い出すから!
仕方なく家から一番近い学校に行くことにしたの
学校なんて退屈でしかない
私が通ってる学校は県でも有名な超不良校
授業なんてないに等しいし、先生もやる気がないっぽい
そんな中で毎日学校に通ってる私は偉いと思う
まあそんなことはどうでもいい
「なあ琴葉、お前の学校にいる月島柊人 (つきしま しゅうと)って知ってるか?」
あ、慶いたんだっけ
忘れてた笑
「誰それ、聞いたこともない。その人がどうしたの?」
「いやそいつ俺のいとこでさ、琴葉の話したら会ってみたいって言われちゃってさ」
「慶のいとこねえ?私は会うつもりないから」
無駄に人と関わりたくないし
慶のいとこだとしてもこちらからは近づきたくない
「いうと思ったよ笑。だから俺も自分で探してみろって言っといた」
「そう、」
「私もう帰るね、何かつかめたら連絡よろしく。」
「おう、じゃあ明日も学校頑張って。」
バーからの帰り道
慶と会った後だといつも寂しくなる
私が人と関わりたくないのは
人のぬくもりを知りたくないから
だって知ってしまったらもうそこから抜け出せなくなってしまうでしょ?
ねえ、寂しいよ.....
お父さん、お母さん、颯太......
いつもと変わらない静かな通学路
でもそれは私が学校に近づくたびに騒音へと変わっていく
「あいつ、まだ学校来てたんだ」
「昨日もヤってたらしいよ?友達があいつのこと見たって!」
「顔がいいからってほんっと調子乗ってるよね!」
騒音の正体は、、私への悪口
やってないし、てかまだ処女だし
はあ、本当にうるさい
少しは黙れないの?
入学当初、私に声をかけてくる女の子はたくさんいた
自分のグループに入れたいっていう欲が丸見えだったし、仲良くするために学校に来てるわけじゃないから、私はその子たちをガン無視した
でもそれが気に食わなかったのか
次の日から私は悪口を言われ始めた
人の彼氏を寝取ったのだの、男とヤりまくってるだの
「今のところ特にない」
「そう......」
「琴葉(ことは)はどうなの?楽しい?学校」
そう私の名前を呼んだのは月島 慶(つきしま けい)
私、一ノ瀬 琴葉(いちのせ ことは)の知り合いだ
私は今慶が経営しているバーにいる
慶と出会ったのは二年前
私がまだ中3だった時、私はある情報が欲しくて夜の街をよくぶらついていた
もちろん中3の女の子が一人であんな場所を歩くのは危険だけど、私は毎週日曜日に必ず行っていた
いつもは声をかけられても大概無視を貫き通せば勝手にどこかへ行ってくれるが、あの日は運が悪かった
「ねえねえお嬢ちゃん、一人で何してんのー?」
「お兄さんたちといいことしよーよ!」
「・・・・・・」
またか、と思った私は男たちを無視した
ところが私が何も言わないのをいいことに男たちは私を引っ張り始めたのだ
いつもはあきらめてくれるのに、
はあ
心の中でため息をついた
こんな男たちにかまっている暇はないし、こんな奴らに腕を触られていること自体が嫌だ
さすがに私も抵抗しようとした
だけど男の力に勝てるわけもなく、ずるずる引っ張られていく
「いやっ、やめてっ!」
離してよっ
触んないで
「お嬢ちゃん何嫌がってんの?笑」
「君さ毎週この時間になると現れるよね~。お相手でも探してるんでしょ?俺らがなってあげるからさ~?」
そうにたにたしながら話す男たち
「っっ!」
私のことを知ってて狙ったの?
やばい、かなりまずい
私のことを知っているなら抵抗しても無駄なのかもしれない
どうしよう、逃げたくても力強すぎて離れられないし
ああもうこのままやられちゃうのかな?
なんでいつもうまくいかないの?
なんでみんな邪魔ばっかりするの?
なんて私が考えている間も男たちは私を引っ張って歩いていく
「ほらお嬢ちゃん、はやくい「何してんの?」
どこからか聞こえた男の人の声で私を引っ張っていた男たちの足が止まった
「みりゃわかるんだろ?これからお楽しみなんだから邪魔すんなよ」
「へ~そっか、明らかに嫌がってるけど?」
私は声をかけてくれた男の人に必死で目で訴えた
お願い.....!!! 助けて!
「は?お前には関係ないだろ!」
男の人の声に切れ始めた男たち
すぐに私の腕をつかんでいないほうの男が男の人に殴りかかろうとした
危ない!!!
そう思ったときにはもう遅く
目の前で男が倒れている
でも倒れているのはあの男の人じゃなくて・・・・
「てめえっ何しやがんだよ!!!!」
「なにって、そっちから殴りかかってきたんだから正当防衛でしょ?」
そう私に声をかけてきたあの男のほうだった
この人強い....
「それとも君も、そこで伸びてるやつみたいにしてほしいの?」
「ひぃ....!!!」
男は威圧に圧巻したのか私の腕を離して逃げて行ってしまった
ふぅ、助かった
この人が来てくれなかったらどうなっていたか
この人にお礼言わなきゃな
「あ、あの助けてくださってありがとうございました」
そう私がお辞儀をしながら言うと
「いーえっ、それより君みたいな女の子がこの辺にいたら危ないよ?まあ君はいつもいるみたいだけどね」
さっきの会話が聞こえてたのだろうか
なぜ私がここによく来ることを知っているのだろう?
まあどーでもいっか
二度と会うことはないだろうし
そう思っていたのは私だけだった
あの日から、私があの町に行くたびに男の人に会うようになった
会うといっても待ち合わせしてるとかじゃなくて、たまたま会うだけなんだけど
男の人は慶というらしい
何度かあったときに名前を初めて知り、無理やり連絡先を交換させられた
今日もいるのかな?
「よっ琴葉!」
やっぱりいた
いままで人と関わらないように生きてきた私だけど、慶の隣はなんだか居心地がよくて、慶と会えるのを楽しみにしている自分がいた
まあ慶には絶対言わないけど
調子乗りそうだし
そんなこんなで私と慶は知り合った
この出会いが吉と出るのか凶と出るのかは誰にもわからない
ふっ懐かしいこと思い出したな
あれから私はなぜあの町にいたか、私が何をしようとしているのか、慶に全部話した
慶はそんな私の話を真剣に聞いてくれて
「俺も協力する」とまで言ってくれた
今の私が学校に行っているのもこの慶のせい
本当は中学を卒業しても高校に行くつもりはなかった
お金は叔父と叔母がいらないというほど送ってくれるから問題ないんだけど
それよりも私はやることがあったのだ
それなのに慶は「高校に行かないなら俺は琴葉に協力しなーい」とか言い出すから!
仕方なく家から一番近い学校に行くことにしたの
学校なんて退屈でしかない
私が通ってる学校は県でも有名な超不良校
授業なんてないに等しいし、先生もやる気がないっぽい
そんな中で毎日学校に通ってる私は偉いと思う
まあそんなことはどうでもいい
「なあ琴葉、お前の学校にいる月島柊人 (つきしま しゅうと)って知ってるか?」
あ、慶いたんだっけ
忘れてた笑
「誰それ、聞いたこともない。その人がどうしたの?」
「いやそいつ俺のいとこでさ、琴葉の話したら会ってみたいって言われちゃってさ」
「慶のいとこねえ?私は会うつもりないから」
無駄に人と関わりたくないし
慶のいとこだとしてもこちらからは近づきたくない
「いうと思ったよ笑。だから俺も自分で探してみろって言っといた」
「そう、」
「私もう帰るね、何かつかめたら連絡よろしく。」
「おう、じゃあ明日も学校頑張って。」
バーからの帰り道
慶と会った後だといつも寂しくなる
私が人と関わりたくないのは
人のぬくもりを知りたくないから
だって知ってしまったらもうそこから抜け出せなくなってしまうでしょ?
ねえ、寂しいよ.....
お父さん、お母さん、颯太......
いつもと変わらない静かな通学路
でもそれは私が学校に近づくたびに騒音へと変わっていく
「あいつ、まだ学校来てたんだ」
「昨日もヤってたらしいよ?友達があいつのこと見たって!」
「顔がいいからってほんっと調子乗ってるよね!」
騒音の正体は、、私への悪口
やってないし、てかまだ処女だし
はあ、本当にうるさい
少しは黙れないの?
入学当初、私に声をかけてくる女の子はたくさんいた
自分のグループに入れたいっていう欲が丸見えだったし、仲良くするために学校に来てるわけじゃないから、私はその子たちをガン無視した
でもそれが気に食わなかったのか
次の日から私は悪口を言われ始めた
人の彼氏を寝取ったのだの、男とヤりまくってるだの


