「まず、お前は絶望的にコミニュケーション能力が無い。思ったことをスムーズに口に出来ていない。だから、会話のリズムが崩れて相手を不快にさせる。」
「ふ、不快……。すみません……。」
「それも、原因の1つ。」
「え?」
「お前、いつも、すみませんって付けるよな。クセか?」
「え…、あ、そう…ですかね?すみません……。」
「ほら、また。」
「あ……。」
「無意味なすみませんは、相手を不快にさせる。相手を悪者にしてしまうからだ。自分が何か謝らせる様なことをしてしまったって気分にさせる。」
「す……あ、いえ……はい。」
「直せよ。あと、お前いつも出たしでつまづいてるから気をつけろ。最初の言葉重ねんな。それと、フィラー表現も禁止。」
「ふぃ、ふぃら……??」
「あー、とか、えっと、とか。あの、とかもだな。言葉を選ぶのはいいが、そういう話し方は特に会社じゃ不利だ。相手に信用されにくい上に、仕事上の会話でもたつかれたら、誰でも多少はイライラする。」
「な、なるほど……。」
「おい。また2重言葉。最初のな、はいらない。」
「は……い!」