今は中学一緒でも、来年には高校が別々になってしまうから。

元々頭がいい海斗は、優秀な人達が通うで有名な名門高校を志望している。

そんな海斗ととは違い、勉強嫌いでいつもテストの平均点も超えることができない私は、馬鹿でも通える高校を志望する。

だから、どうしても海斗と遊園地に行きたかった。

楽しい思い出作りを海斗と一緒にしたかったから。

それに‥‥‥

海斗と2人きりで胸がドキドキしていること。

私は、海斗が好き。

ずっと前から大好き。

でも、私たちの壁には幼馴染みという名の壁がある。

この乗っているゴンドラが頂上に達した時、私はこの幼馴染みの壁をぶち壊したいと考えている。

海斗に、告白する。

高校で離れ離れになる前に、海斗に好きだと伝えたい。

ずっと幼馴染みのままでいたくない。

頂上まであと少し‥‥‥