「麗華ちゃん、これおソロで買わない?」

「いいね!かわいい」

こんな風に、おソロで何かを買うとかなかった。



「麗華ちゃん、やっぱかわいいよね」

こんな風に、写真を撮ることもなかった。



「やばい遅れる!走れ!」

こんな風に、全力で走ることもなかった。


楽しい。すべてが。




「麗華ちゃん雰囲気かわったよね」

「え、そう?」

「うん。なんか前よりもっと可愛くなった!」

それは、こうして笑えるようになったからかな?

仮面を外したわたしを、みせれるようになったからかな?