「じゃあ、乾杯」 そのあとは高級そうな料理ばかり運ばれてきた。 たしかにおいしいんだけど、でもわたしは家庭的な料理のほうが好きだ。 わたしの家の専属シェフはわたしの好みに合わせて料理を作ってくれるからとても好き。 わたし、本当にこのまま令嬢としてこの家にいていいのだろうか。 似合ってないって自分で思ってしまう。 いま目の前で食事をしている彼と結婚して子供を産んで、その子供にまた同じような人生を歩ませることが、わたしにとっての幸せなんだろうか。