俺の好きな子はあいつ

「先生!小原先生!」


大好きな声が聞こえてきた。


「!!相原さん…?何故ここに?」


「旗本先生に教えてもらった。小原先生ならここにいるって。」


「旗本先生が…」


ほら、やっぱりあの人は俺があの会話で落ち込んでいるって気付いていたんだ。


でも、そんな旗本先生からの言葉で相原がここに来たということは。。。


「ね、せんせ、数学教えてよ。ここじゃ、誰も見てないから。2人でも大丈夫だね。」


相原も、あの会話を聞いていたということなんだろう。