ふと気が抜けて、思っていることを相原に聞いてしまった。


「まぁ、とりあえずなんとか頑張るしかないですね…はぁ………疲れるな。」


「先生お疲れ気味ですね…これあげます。」


なんとか誤魔化そうと話すと、相原が手渡してきたのはミンティア。


「え、、ありがとう!仕事中に食べますね。」


「だって、先生この前誕生日でしょ?大したものじゃないけど。」


俺の誕生日を覚えてくれていたことに驚き、そして俺が好きなみかんが入ってる味であることにさらに驚く。


お礼を言って、大切にポケットにしまう。


こんなんだから、俺はお前が好きなんだ。


「それにしてもみかんなんて、僕の好きな味良く知ってますね。」


「だって先生の好きなものでしょ、それぐらいわかってるよ?」


「さすがですね…」


そんな話をしながら作業を進めていった。