俺の好きな子はあいつ

「あれ?相原さん?質問ですか?」

「あ、先生、おはようございます。朝からごめんね、質問です。」

「ごめん準備してから行くし、いつもの小部屋で待っといて下さい」

予想通り相原がいた。

定期的に質問に来る相原には、ゆっくり話したいという気持ちもあって、小さい面談室で質問対応する。

2人きりの空間でちょっとドキドキしているなんてのは俺だけの秘密。

急いで荷物を置いて、質問に答えれるようにプリントと筆記用具を持って面談室に向かう。

中に入ると、相原は問題集を眺めていた。