俺の好きな子はあいつ

クラスは相変わらずみんな賑やかだ。

特に大きな行事はないものの、皆毎日楽しそうに過ごしている。

けんかやいじめもなく、平穏な生活ができて俺的にも安心だ。

ただ、相原と相原の周りだけが気になった。

相原がよそよそしくなってから、相原の周りにいる小倉や中川、梅野、神崎までもが俺に冷たい。

ある日、小倉と2人になるタイミングがあったため、それとなく聞いてみると。

「詳しくは水華か鈴子に聞いて。私はその場にいなかったから。ヒントは冬休み。」

それ以上は教えてくれなかった。

梅野に聞いても良かったが、彼女は学校1忙しいダンス部に入部しているため時間をとることに気が引けた。

結果、相原に直接聞くことに決めた。