5日からは部活が始まった。
自由参加、としているため正月帰省組はおらず、生徒たちはいつもに比べてコートを広々と使えていた。
相原は帰省していなかったらしく、部活に参加していた。
「相原さん、あけましておめでとう。年賀状ありがとうございました。チラホラ返事くれる生徒もいますが、コメント付きは相原さんだけでしたよ。嬉しかったです。」
思わず声をかけに行く。
そう、相原から年賀状が届いたのだ。
俺の住所は実家にしておいたため、年賀状は実家に届く。
旅行から帰ってきた親への挨拶ついでに実家に行くと何人かから返事が来ていた。
相原だけがコメント付き。
「今年もよろしくお願いします」の一言。
それだけでも嬉しかったりする俺は単純なのかもしれない。
「先生、私だけ別でメッセージついてたの?」
「相原さんは僕の部活の生徒でもありますからね。」
痛いところを突っ込まれたため、ごまかす。
「…先生彼女いるでしょ。嬉しいけど、なんか嫌。だから、もうそんなに私に構わないでね。」
意味不明なことを言われ、理由を聞こうとしたものの話を逸らされ、悶々とする日々を送る羽目になった。
自由参加、としているため正月帰省組はおらず、生徒たちはいつもに比べてコートを広々と使えていた。
相原は帰省していなかったらしく、部活に参加していた。
「相原さん、あけましておめでとう。年賀状ありがとうございました。チラホラ返事くれる生徒もいますが、コメント付きは相原さんだけでしたよ。嬉しかったです。」
思わず声をかけに行く。
そう、相原から年賀状が届いたのだ。
俺の住所は実家にしておいたため、年賀状は実家に届く。
旅行から帰ってきた親への挨拶ついでに実家に行くと何人かから返事が来ていた。
相原だけがコメント付き。
「今年もよろしくお願いします」の一言。
それだけでも嬉しかったりする俺は単純なのかもしれない。
「先生、私だけ別でメッセージついてたの?」
「相原さんは僕の部活の生徒でもありますからね。」
痛いところを突っ込まれたため、ごまかす。
「…先生彼女いるでしょ。嬉しいけど、なんか嫌。だから、もうそんなに私に構わないでね。」
意味不明なことを言われ、理由を聞こうとしたものの話を逸らされ、悶々とする日々を送る羽目になった。

