各団の応援が進んでいき、ついに俺のクラスの団、緑組の番になった。


「お客さんに見せるのは最初、でもこれが最後。この一回に今までの全てをぶつけて、私達の精一杯の応援を見てもらおう。頑張れー！緑組ー！！！！」


「「「「「おー！！！！」」」」」


団長の声を合図に、皆が一斉に走り出す。


隊形につき、曲が始まる。


俺の生徒の姿はどこにいるかわからないため少ししか確認できないが、みんな必死に練習の成果を発揮している。


いつも見ていた練習とは全然違った応援発表となった。


どの生徒も必死だけど、楽しそうに歌っている。


そして終わった後は団長が泣きながら挨拶。


「これで、緑組の応援を終わります！」


「「「「「ありがとうございました！」」」」」


1番大きな声が響き渡った。