2学期が始まった。
夏休み中に授業準備をしていたとはいえ、足りない部分を補足したり、文化祭準備に追われたり。なかなかに忙しい日々を送っていた。
そのせいか、今日は朝から体の調子がおかしかった。
昼休みまでなんとか保っていたものの、さすがに限界だった。
大きな音を立てながら、職員室で倒れるように椅子に座り込むと旗本先生が驚いた声を上げた。
「小原先生!…っすごい熱じゃないですか!」
なんとか立とうとするも、足に力が入らない。
「すみません、昼休みが終わったら、保健室に…」
「何を!今行かないともっとしんどくなりますよ!」
それくらい、俺だってわかる。でも。
「今行けば、昼休みを楽しんでる生徒に心配をかけてしまう。どちらにせよ、この体じゃ人混みなんか歩けない。
だから、休憩が終わるまでは…!」
必死さが伝わったのか、昼休み後に保健室に運んでもらった。
「5,6限は空きですよね、ゆっくり寝ていてください。終礼も無理そうでしたら誰か他の先生に頼みますから。」
「ありがとうございます…」
旗本先生を見送り、そっと目を閉じた。
夏休み中に授業準備をしていたとはいえ、足りない部分を補足したり、文化祭準備に追われたり。なかなかに忙しい日々を送っていた。
そのせいか、今日は朝から体の調子がおかしかった。
昼休みまでなんとか保っていたものの、さすがに限界だった。
大きな音を立てながら、職員室で倒れるように椅子に座り込むと旗本先生が驚いた声を上げた。
「小原先生!…っすごい熱じゃないですか!」
なんとか立とうとするも、足に力が入らない。
「すみません、昼休みが終わったら、保健室に…」
「何を!今行かないともっとしんどくなりますよ!」
それくらい、俺だってわかる。でも。
「今行けば、昼休みを楽しんでる生徒に心配をかけてしまう。どちらにせよ、この体じゃ人混みなんか歩けない。
だから、休憩が終わるまでは…!」
必死さが伝わったのか、昼休み後に保健室に運んでもらった。
「5,6限は空きですよね、ゆっくり寝ていてください。終礼も無理そうでしたら誰か他の先生に頼みますから。」
「ありがとうございます…」
旗本先生を見送り、そっと目を閉じた。