『僕の家は、斎藤財閥なんだ。』

夢「....財閥...。」

『そ。僕はそこの息子。双子の兄なんだ。』


僕には双子の弟がいる。


僕と違って真面目で会社の手伝いも小さい頃からやっていた。


僕は弟と違い不真面目で手伝いもしなくて、喧嘩ばかりしていた。


けど、そんな僕を両親は拒んだ。


怖いって...近づくなって...うちの子じゃないって...出ていけって言われ続けた。


けど、弟は違ったんだ。


変わらず僕と一緒にいてくれた。唯一無二の弟が、僕にとっては生きるすべてだった。


夢翔みたいにベッタリではなかったけど、大好きだったんだ。


でもね。弟が大好きなことには変わりなかったけど、憎い部分もあったんだ。


母さんや父さんに

『手伝いくらいしたら??それしか存在価値ないんだから。』

『お前と違ってあの子はいい子に育ってよかった!!』

『なんで双子だったんだろうね。』


ーーーーー僕と弟は、、僕と弟は、、僕と弟は、、