「だ、大丈夫ですか?!」 「‥‥‥?」 ゆっくりと 目を開けると 目の前には 若いの女の人が。 「マ、ママぁ~‥」 あぁ。 この子の母親か‥。 女の子が道路に 飛び出したのを見て 俺は咄嗟に その子を助けた。 運よく、道路の両際が 芝生になっていたから 飛び込んでも それなりの痛みはなかった。 「ありがとうございます‥ッ!」 半べそのその子を 抱きかかえて 俺に頭を下げる、女の人。 大した事じゃないんで。 と、言って笑った俺に 「怪我とかは‥!?」 って、必死に聞いてきた。