"雑誌に飾られるホドの実力者もこの程度のモノ" たちまち 俺がベストメンバーから 落とされた噂は流れた。 自分でも 正直ビビってた。 自分があんなに プレッシャーに弱いだなんて 初めて知ったから。 「次、頑張れば良いんじゃね?」 そう言って 微笑んだ、ダチの言葉は 同情から来たモノ。 あの時の俺には 何も残ってなかった。 敗北感しか、なかったんだ。 ――――――‥‥‥ ―――――‥‥ 大会当日。 俺等の高校は 運悪く、優勝候補の高校と 一試合目に当たってしまい 呆気なく初戦敗退。