廻天の王女と太陽の騎士は穏やかに恋をする

この世界では、婚姻しても合わないと思えば、簡単に別れることが出来るのです。
ですが、長い間、私は婚姻は一生のものだと思って生きて来ました。
王族は、相手が亡くなりでもしない限り、別れるということはありません。
ですから、もしも、私がこれから結婚することがあったとしても、別れたくはないのです。
一生、その人と添い遂げたいと思っています。



ですが、私がそう思っていても、私が捨てられることだってないとは言えません。
恥ずかしいですが、そんなことを考えたら、私は怖くてたまらないのです。
特に、翔吾さんと結婚してそんなことになったら…
私はきっと立ち直れない程の傷を負ってしまうと思うのです。



翔吾さんに、どんな風に返事をすれば良いのでしょう?
幸い、LINEのやりとりはいつも夜ですから、考える時間はまだありますが、それでも私の心は暗く沈みこみました。