廻天の王女と太陽の騎士は穏やかに恋をする

「……さて、と。
これからどうしようか?」

「え?えっと…」

「買い物なんて、どうかな?」

「え?は、はい。」

アトラクションじゃなくて買い物だなんて、少し意外な気もしましたが、もちろん嫌ではありませんでした。







「これなんか、どうかな?」

「は、はい、良いですね。」

「じゃ、これにしよう。」

それは色違いのパーカーでした。
フードには耳が付いています。



「せっかくのテーマパークなんだから、最初からこうするべきだったよね。」



私達はお揃いのパーカーを身に付けました。
なんだか気恥しいけど、どこか浮かれるような気分を感じました。



「ねぇ、これにしない?
これだと比較的早そうだよ。」

「え、ええ。」

たまたまみつけた短めの行列に並びました。
どんなアトラクションなのかもよくわかりませんが、私はアトラクション自体が初めてなのですから、どんなものでも構いません。



ひとつ、またひとつと、アトラクションを体験するうちに、私はいつの間にかさっきまでの暗い気持ちが吹き飛んでしまってることに気付きました。
叫んだり、笑ったりしているうちに、気分はすっかり明るくなっていたのです。