廻天の王女と太陽の騎士は穏やかに恋をする

それからも、翔吾さんとの関係はとてもうまくいきました。
夜を中心に毎日LINEのやりとりをして、たまには電話で話し…
言葉遣いもけっこう打ち解けて話すようになりました。
そして、次に会う約束も決まりました。



「紗季さんはどこに行きたい?
やっぱりコンサートとか?」

「え?ええっと…」

以前、趣味を聞かれた時、考えた末に音楽鑑賞とテレビと答えました。
私は、楽士たちの奏でる音楽を聴くのが好きでした。
中でも、リュートの音色が好きでした。
ですが、まだこちらの音楽についてはあまりよくわかりません。
ですから、音楽鑑賞が趣味とは言ったものの、あまり詳しい話は出来ないのです。



「紗季さんはいろんな音楽が好きだって言ってたよね?
何でも良いなら、コンサートの予定を探してみようか?」

「そ、そうですね。
コンサートも良いし、それ以外でも良いかな。」

「えーっ!それは却って難しいな。
何が良いかなぁ?」

私がはっきりしないせいで、翔吾さんを悩ませてしまいました。
申し訳ないと思うのですが、私はまだどういうところに行くのが良いのかわからないのです。
まどかさんや会社の女性とはたまにLINEをしていますが、まさかこんなことは相談出来ません。
もちろん、サンドラや両親にも…