廻天の王女と太陽の騎士は穏やかに恋をする

『内山さん、最近、体調はいかがですか?』

『はい、お陰様でけっこう元気です。』

『あの……ストレートにお訊きしますが…食事に誘ったりしたら、迷惑ですか?』



(えっ!?)



心臓が急に速さを増しました。
どう答えたら良いのでしょう?



(落ち着かなくては…!)



私は、お茶を一口飲みました。
そして、頭の中を整理しました。



小林さんはシャキアに好意を持っています。
それは間違いないこと。
ですから、小林さんがシャキアに会いたいと思うのも当然のことです。
シャキアも小林さんに好意を抱いていた。
私に呼び出されなかったら、二人は恋人同士になっていたはず…



(だったら、会わなければ…)



そうです。シャキアが私の代わりになったように、私もシャキアの代わりにならなければ…
私の気持ちは決まりました。



『迷惑なことなんてありません。
誘っていただけたら嬉しいです。』

『本当ですか!
僕、単純だから本気にしますよ。』

『はい、私は本気です。』

『じゃあ、今週末なんていかがですか?
内山さんの気が変わらないうちに、約束したいです。』

『はい。わかりました。
では、そうしましょう。』

鼓動は速いままでした。
こんなことを約束してしまって大丈夫なのか、不安もあったのですが、勢いのようなもので私は返信をしてしまっていたのです。