そして約束の日曜日、部活が終わるとそのままあの公園に来た
ちょうどあき君と先輩も来たところで
あき君がこっちにニコニコしながら走ってきた
「さりお姉ちゃーーーーん!」
と叫びながらギュッと抱きついてきたのだ
「あき君久しぶりだね」
と私も答えると
「うん!今日は沢山遊ぼうね!!」
とはしゃぎながら走り回っていた
「ごめんな空麗休みなのに」
といきなり名前を呼ばれたので驚きながらも冷静に、
「いえ、大丈夫ですよ」
と少し笑って答えた
それから3人で鬼ごっこしたりサッカーしたり、暗くなるまで遊ぶとあき君は疲れて寝ちゃったのだ
「可愛い…」
と呟くと後ろから声がした
「今日はありがとな
また遊んでやってくれ」
と先輩が優しい顔で言っていたので思わずドキッとした