Sweet♡Days


後ろを振り返ると、ゆうくんも歩き出してて…。

え、ちょっ…待って。

どうしよ…


どっちに行ったら…パニックを起こして、1人でワタワタしてしまう。


ゆうくんに、光くんが好きって思われたかな…?


そんな事無いのに…!


ゆうくんを追いかけなきゃ!

誤解だって伝えなきゃ…!


そう思って、急いでアイスを買ってゆうくんの後を追いかけた。



「ゆうくんっ!」

勢いよく玄関のドアを開け、家の中に入った私はソファに座るゆうくんの前に行く。


「ゆうくん違うの!さっきのは誤解で…!」

「誤解?何の話?」

小さく笑ったゆうくん。

え…?

「誤解も何も、初めから勘違いなんかしてないよ」

「ど…ゆう、事…?」

「陽葵が元気無いのも気付いてたし、お似合いだと思うよ。光くんと陽葵」

ニッコリ笑って話すゆうくんに心臓が変な音を立てる。


「や…、やだ…私、ゆうくんが……」

「陽葵のその感情は“兄として”だろ?」

「違うっ…!」

初めはそうだったかもしれないけど、私の中のゆうくんは特別で…ずっと一緒にいたいと思う人。

最近、そう気付いたの。