「美味そうに焼けてんじゃん。陽葵ちゃんあっちで一緒に食べよ?」
「え…、ゆぅ…くん」
ゆうくんと一緒に食べたくて、チラッと見た。
「行ってきな?すぐ俺も行くから」
「うん…」
蓮くんの後ろを歩いていると、俯いていた私の顔を覗いてきた。
「っ!」
「陽葵ちゃんって、ほんと祐介の事好きだよな」
「えっ…」
「すっげー寂しそうな顔してるよ?」
「嘘っ…」
確認するかのように私は両手で頬に触れた。
「飲み物持って行く?あっちは暑いから」
「えっ、行く!蓮くん!どれ持って行くの?」
「急に元気になるんだから」
何故かわからないけど、蓮くんに笑われながら麦茶を渡され、走ってゆうくんのもとに向かった。
「陽葵!どうしたんだよ?みんなと食べてたんじゃ…?」
「ゆうくんにコレあげようと思って」
「あ、サンキュー」
微笑んだゆうくんはキャップを開け、ゴクゴクと麦茶を飲んだ。
額からは汗が流れていて、きっと暑かったんだと思う。
「ゆうくんまだテント入らないの?」
「んーそうだな、焼くの代わってもらうか」
そう言ったゆうくんは別の人に代わってもらい、私達はテントに入った。

