No.2


エントランスの自動ドアが開き、俺は意を決して一歩足を踏み出した。


すると空は雲ひとつない快晴で入る前と同じ景色なはずなのに何故か少し違って見えた。


そうして辺りを見渡していると真夏なのに黒ずくめのスーツを着た3人組がいた。


「...絶対こいつらだよな。」


こんな真夏の暑い日に黒ずくめのスーツを来て、サングラスをしているなんてどう考えても怪しい。