「誰だ。」


俺は不審に思いながらも話しかけた。


「初めまして。私、千葉と申します。No.Xのエージェントです。No.5の貴方様をお待ちしておりました。」


「何だそれ。No.5??意味わかんねぇ。それに戻りたくないかってどういう事だよ。」


「ははっ。」

「質問ばかりですね。まぁ無理もない。しかし今はお答えしている暇はないのです。」


「なので一つだけ。」


男は俺の質問攻めに困ったように笑って言った。