手には、買い物袋。 買い物か...。 そう、思って、買い物袋から、綾瀬の顔に視点を向けた。 『···っ··//』 綾瀬は、月を見ていた。満月を。 あまりに、その横顔が綺麗で、 まるで、夜空から、天使が降りてきたみたいに、 俺は、それに見とれていた。